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asako より

患者様の押すナースコールには、さまざまなものがあると思います。
masuchanさんのおっしゃるような「自分でできるであろう事」でも押す人は押しますよね。
そして、呼吸困難に陥ったなどの緊急性のあるナースコールもあります。
現場で働く看護師にとっては、後者の方が重大な状況であって、優先させるべきと考えてしまうかもしれませんが、だからといって前者のナースコールが「意味のないもの」かというと、そうではありませんよね。
よくある看護の心得を説いた本では、どのような些細な訴えであってもきちんと耳を傾けるべきであって、内容によって軽重をつけてはならないとしています。

後者のナースコールは、生命にかかわる事態を知らせるために行われるものであって、それは誰の目にも明らかな事だと言えます。
では前者のナースコールはなぜ起こるのか・・・そこを考えてみましたか?
「人手が足りなくて忙しいのに、何なのよ!!」と思いたい気持ちもわかりますが、何かしらの原因がそこにはあるのかもしれません。
もしかすると、看護師に対する不満がうっ積しているという事も考えられるのですよ。
ただでさえ入院という不自由な生活を強いられている患者様ですから、ストレスがたまった状態になっているはずです。
そこへきて看護師が、二言目には「忙しい」でろくな対応をしていなかったとしたら患者様の不満は大きくなるばかり。
こうした事も、ナースコール攻撃の原因になる事があるのです。
自分自身を振り返ってみるための、良いきっかけになるのではないでしょうか?


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